6月27日(金) 〜 7月6日(日) 福本陽一の世界

こんにちは!

6月27日(金)〜7月6日(日)は、お菓子の香梅 Do Art Space 人吉店さんにて『追悼 〜福本陽一の世界〜』でした。


伯父の福本陽一が、テンペラと油彩の混合技法で描いた絵画、そして広告や媒体などのデザイン、手がけたポスターなどを展示しました。


また、6月29日(日)と7月5日(土)はハンドフルートのコンサートも開催しました!!


展示会、コンサートともにとてもたくさんの方にいらしていただきました。ありがとうございました!!

コンサートは両日とも超満員でした。お店に貸してもらえるものに追加でパイプ椅子を用意していたんですが、どちらの日も使い切るほど...。本当にたくさんの方に聴いていただけました!!

展示した絵画などはかなり多かったんですが、ブログでも少しだけ載せたいと思います。上の絵は、フェルメール「赤い帽子の女」の模写です。


伯父は2005年に洋画家「牛島義弘」さんと出会い、絵を教わって描き続けました。


このテンペラと油彩を使った混合技法はかなり歴史が古く、僕はうまく説明出来ません。ただ、時間をかけて繰り返し描き込むことができ、描いた上からさらに重ね続けることができます。なのでぱっと見だけでは分からない奥深さが、1枚1枚にはあります。


伯父は僕が小さい頃から可愛がってくれていて、レゴやパズルをくれたり、ハンドフルートを聴きに来てくれたりしていました。伯父のおかげで演奏させていただくことになったご縁もあります。しかし恥ずかしながら、伯父がここまで絵に時間を注いでいたとしっかり気付いたのは伯父が亡くなる前ごろのことです。絵を描いていたことは知っていましたが、今まで展示会などにもほとんど行ったことがなく、技法などについてもこれまで全く知らなかったほどです。


展示会への準備は去年〜今年の初め頃に始めたんですが、準備を進めていくにつれて、もっと早くから見ておけば良かった、話を聞けるなら聞いてみたかったと思いました。故牛島先生の奥様や教室の方々にも準備を手伝っていただき、お世話になりました。お話を聞く限り、伯父はあまり多くを語らない人であったそうですが、今となってはどんなことを考えていたのかを、絵を見ながら繰り返し想像することしかできません。

こちらは「Sphinx」という絵。むかし伯父の家で暮らしていたミミという黒猫をモデルにしています。


実はミミはむかしうちにやってきた野良猫で、2週間ほど住んでいました。それからは伯父のところで暮らすことになったという流れがあります。


獲物(ねずみ棒)を狙うときの、狙いを定める動きが今でも印象に残っています。

「グラスの中の赤いフルーツ」


タイトルカードには、年代が分かるものには年代を書いているんですが、こちらは分からないものです。おそらくかなり初期の頃に描いた絵だと思うんですが、この頃から緻密です。

「幻花」という絵。ほとんどの絵はテンペラと油彩で描いていますが、こちらは金箔も使っています。「幻花」はふたつありまして、こちらは新しい方です(タイトルに2とついていますが、正式タイトルは幻花です)。


母たちに聞いたところ、展示会に来ていただいた方々からかなり人気だったようです。

最後は「仙人の呟き」という絵。シロハラという鳥が描かれています。


いくつかの絵はポストカードとしても大量に残っていて、この絵のポストカードはうちにも貰ったことがあります。絵の雰囲気も合わせて、うちの家族みんなが好きな絵です。


という感じで福本陽一の世界と題して、絵画展とコンサートの様子のブログでした。

ありがとうございました!


人吉で、伯父の北欧古典絵画展を開催します。


6月27日(金) 〜 7月6日(日)

『追悼 〜 福本陽一の世界 〜』

場所 お菓子の香梅 Do Art Space 人吉店

時間 10:00 ~ 17:00

(初日は12:00から)

(最終日は15:00まで)


開催期間中、2日間のみハンドフルートの演奏もあります


6月29日(日)  14:00 ~

7月5日(土) 14:00 ~


どちらも30分間ほどです。


観覧無料です。

ぜひいらしてください!

高山大知 - daichi takayama

ハンドフルート。

コンサートやイベント、学校などでも演奏活動中。

森光弘氏に師事。オンラインレッスンも行っています。

YouTubeでも演奏動画を載せたり、好きなものを紹介するチャンネルをやっています。